おはようからおやすみまで、わいざーと申します♬

突然ですが、小学生の頃って、クラスに一人はいましたよね。やたらスケールの大きな話をする子。
わたしのクラスには「この前、川でウナギの稚魚見つけた!」って言い出した子がいたんです。当時の私たちは「え、マジ?すげぇ!」と盛り上がったんですが、それを聞いた担任の先生が急にバチバチにキレ出して…。
「ウナギの養殖技術はまだ確立されてない!この辺に稚魚がいるわけないだろ!」と怒号つきの全否定。その子は「ほんとに見たんだってば!」と涙目で食い下がるも、教室の空気はすっかり「ホラ吹き認定」モードに。
あれって、本当に「嘘」だったのか?それとも、「信じたかった想像」だったのか?
「嘘・方便・はったり」って、どこが違うの?
日常の中には“ちょっとしたウソ”があふれています。でも、それって全部が「悪」ってわけじゃないですよね。そこで今回は、よく似た3つの言葉を比較しながら、その意味と心理を探ってみましょう。
1. 嘘:事実をねじまげる防衛
「テスト勉強したけど、たまたま悪かった」——実はほとんど勉強してなかった。でも、プライドを守るために言ってしまう。嘘の多くは、自分のイメージや立場を守るための“防衛”から生まれます。
2. 方便:優しさからくる演出
「似合ってるよ!」と友だちの髪型を褒める。でも正直、前のほうがよかった……。そんなときの言葉は“方便”に近い。方便は、相手を傷つけないように選ばれた、やさしいウソです。
3. はったり:信じさせたい自己演出
「まぁ、英語はそこそこ話せるかな(TOEIC500)」みたいな自信ありげな雰囲気。はったりは“根拠は薄いけど、信じてほしい”という願望の現れ。自己効力感を高めるための演出とも言えます。
実生活でのヒント:グレーゾーンとの付き合い方
- 嘘をつきそうになったら:「なんでこの嘘をつこうとしてるのか?」と自問してみる。
- 方便を使うときは:相手のためか、自分のためかを考える。
- はったりを使うなら:背伸びの先に、本当の実力がついてくるように。
全部に共通するのは、「人との関係性」を意識してるってこと。言葉って、ただの音じゃなくて、“気持ちのバランス”をとる道具でもあるんですね。

まとめ:グレーだからこそ、人はおもしろい
あのときの“ウナギの子ども”も、もしかしたら夢と現実のあいだにあった“希望のストーリー”だったのかもしれません。
嘘・方便・はったり——それぞれの言葉の背景には、人間らしい感情や不安、やさしさが詰まっています。だからこそ、それを「悪」と切り捨てるんじゃなくて、「どう使うか」で人の魅力が決まるのかもしれませんね。
では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!
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