おはようから、おやすみまで わいざーと申します🎵
突然ですが、「あのとき冷静に考えられていれば…」って後悔したこと、ありませんか?

買い物・仕事・人間関係――
私たちの毎日は、選択の連続です。
でもその選択、ほんとうに“自分で選んだ”と言えますか?
今回は、これまでお届けしてきた行動経済学シリーズの最終回として、
「感情に流されない選択をするにはどうすればいいのか?」をテーマに、
行動経済学の“使い方”をやさしくまとめていきます。
なぜ人は感情に流されるのか?
これまでの記事で見てきたように、
人は“合理的な判断”だけで生きているわけではありません。
■ 「損をしたくない」→ 損失回避
■ 「なんとなくで選んじゃう」→ ヒューリスティック
■ 「みんながやってる」→ 社会的証明
■ 「タダならいいか」→ ゼロ価格効果
これらはすべて、私たちの感情や思考のクセから生まれるものです。
つまり、人間はもともと感情に流されやすいようにできている。
でも――
大事なのは、それに気づいてるかどうかなんです。
行動経済学を“知っている”だけで変わること
行動経済学を勉強したからといって、
明日から突然「合理的な判断マシーン」になれるわけではありません。
■ わいざーのちょっとした体験談
実は最近、PS5を衝動買いしそうになったことがありまして。
知人から「モンスターハンターが面白すぎる」ってレビューを聞いて、めちゃくちゃ欲しくなったんです。
でもふと、「これ、社会的証明+ゼロ価格(キャンペーン)+アンカリングのコンボやん…」って思って踏みとどまりました笑
まだ買ってないです。。。
あのとき、行動経済学を知ってなかったら確実に買ってたと思います。別に買ってもいいとは思いますが。笑
知識があると、“自分の感情に気づける”んですよね。
でも、“気づけるようになる”ことには大きな意味があります。
■ 「あ、今これってアンカリングされてるな」
■ 「今の選択、損したくない気持ちで動いてない?」
■ 「この“無料”には何が隠れてるんだろう?」
こんなふうに、自分の思考に一歩引いた視点を持てること。
それこそが、行動経済学の最大の武器です。
関連リンク・参考資料
■ マーケティングにも役立つ行動経済学とは?
「マーケティングにも役立つ行動経済学とは?有名な6つの理論を紹介」
損失回避・社会的証明・アンカリングなど、マーケ施策に応用しやすい代表的な理論をわかりやすく紹介。
[Sprocket ブログ]
▶︎ https://www.sprocket.bz/blog/20220531-behavioral-economics.html■ 書籍:『予想どおりに不合理』ダン・アリエリー著
行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
人はなぜ“合理的じゃない”選択をしてしまうのか?
実験と日常例で、思考のクセを解き明かす行動経済学の定番書。
▶︎ https://www.nikkinonline.com/article/229266
感情を“排除”するのではなく、“付き合う”
「感情に流されない」と聞くと、冷たい判断をするように思うかもしれません。
でもわたしは、感情を無視するのではなく、客観的に見つめ直すことだと思っています。
■ 本当に欲しいのは、物? それとも安心感?
■ 本当に怖いのは、損をすること? それとも失敗を認めること?
■ 今の判断は、自分の軸からズレていないか?
こうした“問い”を持てる人は、
情報の波に飲まれず、流れに乗ることができます。
わいざー的「行動経済学」の活かし方
最後に、わたしが普段意識している「行動経済学の使いどころ」を3つご紹介します。
■ 1. 迷ったら“感情メーター”を確認する
焦ってる? 不安? 高揚してる?
感情が強いときこそ、一旦深呼吸。
■ 2. 「選ばされていないか?」を問いかける
SNS・広告・ニュース…
知らないうちに誰かの“意図”に乗っかっていないか、立ち止まって考える。
■ 3. 「自分で選んだ」と言える選択をする
完璧じゃなくていい。
でも、「自分で選んだ」と思える選択を積み重ねることが、
後悔しない人生につながるんです。

まとめ:知っているだけで、世界の見え方が変わる
行動経済学は、知識というより「視点」です。
世界の中で、自分がどう判断し、どう動いているかを客観的に見つめるためのレンズ。
このレンズを持っているだけで、
情報に振り回されず、“選ぶ力”が磨かれていきます。
これまでの7回の記事を通して、
あなた自身の中にも、たくさんの「気づきの芽」が芽吹いていたらうれしいです。
では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!
▼行動経済学シリーズまとめ
- 第1回:人は合理的に行動しない?行動経済学の基本
- 第2回:つい買ってしまうのはなぜ?損失回避とプロスペクト理論
- 第3回:選択肢が増えると迷う?選択のパラドックス
- 第4回:なぜ高い方を選んでしまう?アンカリング効果の正体
- 第5回:みんながやってるから?社会的証明の心理
- 第6回:無料に弱いのはなぜ?ゼロ価格効果と心理的コスト
- 第7回:感情に流されない選択をするには?行動経済学の活かし方(このページ)
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