おはようからおやすみまで、わいざーです♪
突然ですが、昨日読んだネット記事、内容を思い出せますか?
「あれ…なんだったっけ?」と記憶がぼやけてる人、多いと思います。

でも安心してください。それ、あなたの記憶力が悪いわけじゃありません。
むしろ“人間らしさ全開”の、普通の現象なんです。
今回は、そんな「すぐ忘れちゃう」問題に光を当てる心理学の名作――エビングハウスの忘却曲線についてご紹介します。
エビングハウスの忘却曲線とは?
19世紀のドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発表した研究結果に「忘却曲線」というものがあります。
彼は、意味のないアルファベットの羅列(たとえばXQJやBOPなど)を記憶し、どれくらいのスピードで人はそれを忘れていくかを実験で測定しました。
その結果がこちら:
- 学習後20分で約42%を忘れる
- 1時間後には約56%を忘れる
- 1日後には約74%を忘れる
- 1週間後には約77%を忘れる
……はい。人間って、思ってる以上に忘れる生き物なんですね。
「え、勉強って無駄じゃん」と思った高校時代
そんなエビングハウスの話を、わたしが初めて聞いたのは高校時代でした。
当時のわたしは、まあ見事に赤点常連。
とくに暗記科目が壊滅的で、「自分、マジで記憶力ないな…」って思い込んでました。
ある日、担任の先生が授業中にふとこんな話をしたんです。
「みんな、覚えられないってよく言うけど、人間はもともと忘れるようにできてる。
ただね、忘れる前に“ちょっとだけ”思い出してあげれば、記憶は残っていくんだよ。」
え?なにそれ?
「復習したほうがいい」とか「繰り返せ」って言われるより、なんかこの言い方には説得力がありました。
エビングハウスを逆手にとる!「復習タイミング戦略」
そこからわたしは、ある仮説を立てました。
「この“忘却曲線”のタイミングに合わせて復習したら、効率よく覚えられるんじゃないか?」
というわけで、勉強方法を大改造。やったのは、たったこれだけ:
- 授業を受けた日のうちに、10分だけ復習
- 翌日、ノートをパラッと見返す(3分くらい)
- 1週間後、軽く問題を解いてチェック
……それだけ。
でも、このサイクルを始めてから、テストの点数がガンガン上がっていったんです。
「記憶力ない」と思っていたのは、ただの勘違い。
必要なのは“やり方”だけだった。
気づけばクラスでも上位に入り、あれだけ自信がなかった大学受験も、しっかり合格できました。
なぜ忘却曲線は“希望”なのか
この理論、ぱっと見は絶望的です。「え、人ってこんなに忘れるの?」って。
でも裏を返せば、「忘れる前にちょっと触れるだけで、記憶ってキープできるんだよ」という希望の理論でもあるんです。
つまり、「忘れない方法を知らない=記憶が悪い」と思ってしまってる人が、無駄に自信を失ってるだけ。
記憶に必要なのは、「才能」じゃなくて「タイミング」。
これは、知ってるかどうかの世界なんです。
資格試験、プレゼン、仕事にも応用できる
この記憶戦略、何も受験生だけのものではありません。
・資格試験の勉強
・社内研修や新しい業務の習得
・読書やインプットを記憶に残したいとき
どんなシーンでも活用できます。
ポイントは、「がっつり復習」じゃなく、「サッと触れるだけでもOK」という点。
無理せず、脳のペースに合わせて付き合っていく感覚が大事です。
関連リンク
- 効率的な暗記法とその理由を徹底解説!忘れる原因を知って効率的に暗記をしたい!【高校生なう】 – スタディサプリ進路 (https://shingakunet.com/journal/exam/20231210000001/)
- 忘れる前に復習!エビングハウスの忘却曲線で効果的な勉強法を身につけよう – 開明とぴあ (https://kaimei.com/topiablog/2024/07/22/%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB%E5%BE%A9%E7%BF%92%EF%BC%81%E3%82%A8%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%BF%98%E5%8D%B4%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E3%81%A7%E5%8A%B9/)
まとめ:忘れることは、悪じゃない
人間は、忘れる生き物です。
でも、その忘れ方には法則がある。そして、その法則を味方につければ、「記憶力がない」なんて思い込みは手放せる。
忘れることを前提に動けたら、勉強も仕事も人生もちょっとラクになるかもしれません。
では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!
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