なんで「五捨六入」じゃないの?──四捨五入の意外な理由

心理学
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おはようからおやすみまで、わいざーと申します♬

DALLE 2025 03 25 110208 An anime style illustration of a stylish man with a sharp fade haircut and blue tinted hair wearing a navy blue pinstripe suit with a gold tie and mi

突然ですが、ファミレスのドリンクバーって、種類が多すぎて逆に迷いません?笑
オレンジジュース、メロンソーダ、コーヒー…どれも中途半端に美味しいけど、100点満点の味じゃない。でも、全部ちょっとずつ飲めるから「まぁ、いっか」ってなる。

これって、数学の「四捨五入」とちょっと似てるんですよね。

たとえば「3.14」を四捨五入すると3.1、「3.16」なら3.2。みんな小学校で習ったアレ。でも、よく考えると「なぜ“4”で捨てて“5”で入れるの?」って不思議じゃないですか?

今日はこの素朴な疑問を、ゆるっと、でもちゃんと考えてみましょう。

なぜ「四捨五入」なのか?

そもそも「四捨五入」とは?

四捨五入とは、数字の端っこ(小数点以下など)を“ある位”に丸めるときに使うルール。

  • 「4」以下の数字 → 切り捨てる(=捨てる)
  • 「5」以上の数字 → 切り上げる(=入れる)

たとえば、

  • 3.14 → 小数第1位で四捨五入 → 3.1
  • 3.16 → 同じく → 3.2

「五捨六入」じゃダメなの?

五捨六入だと、

  • 0〜5 → 捨てる
  • 6〜9 → 入れる

一見これもアリに思えるんだけど、実はこれ、計算上はちょっと偏りが出やすいんです。

数字を丸めたとき、全体として「切り捨て」方向に偏ってしまうと、合計がズレてしまう可能性があるんですね。

「5」は中立な数字

「5」は0〜9のちょうど真ん中。だから、4以下(切り捨て)と5以上(繰り上げ)でバランスを取るのにちょうどいいんです。

結果的に、長期的に見て「上にも下にも偏らない」公平な丸め方になっているのが四捨五入というわけですね。

さらに高度な「銀行家の丸め」って?

統計や金融の世界では、より精度の高い丸め方が使われることもあります。その名も「四捨六入五成双」または「銀行家の丸め」。

ルールはこう:

  • 5のときだけ特殊ルール
  • 直前の数字が偶数 → 切り捨て
  • 奇数 → 繰り上げ

例えば、

  • 1.25 → 1.2(偶数の2 → 切り捨て)
  • 1.35 → 1.4(奇数の3 → 繰り上げ)

偏りが出ないよう、超バランス重視で計算されてるのがこの方法なんです。かっこいいですよね笑

さらに詳しいルールはWikipedia「丸め」や、数学用語集「丸め」にも紹介されています。

日常でも「丸め」は大事

「いやいや、そんな数学的な話、日常では関係ないでしょ〜」と思ったそこのあなた。

実は、丸め方ひとつで「伝わり方」が変わる場面って多いんです。

  • 値札の「999円」も、心理的には「1000円」より安く感じる
  • 成績を「79.6点」とするか「80点」とするかで印象が変わる
  • アンケート結果の「62.5%」をどう四捨五入するかで見え方が違う

つまり、数字の“丸め”は、データの見せ方・伝え方の技術でもあるんですね。プレゼンや資料作成にも効いてくる話です笑

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まとめ:数字の裏にある「バランス」の話

  • 四捨五入は、数字を公平に扱うためのバランス設計
  • 五捨六入だと、微妙に損をすることもある
  • 「5」が中立点なのは、数学的に理にかなっている
  • 数字の見せ方には、戦略も含まれている

次に「この数字、どこで丸めたのかな?」って思ったとき、今日の話をふと思い出してもらえたら嬉しいです。

では、また次の記事でお会いしましょう!

グッモグッナイグッラック!!

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