嘘・方便・はったりの境界線|“ほんとの自分”は、グレーゾーンにいる

心理学
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おはようからおやすみまで、わいざーと申します♬

DALLE 2025 03 25 181249 An anime style digital illustration of a flashy elementary school aged boy with a similar appearance to a stylish young man He has a clean fade hairc

突然ですが、小学生の頃って、クラスに一人はいましたよね。やたらスケールの大きな話をする子。

わたしのクラスには「この前、川でウナギの稚魚見つけた!」って言い出した子がいたんです。当時の私たちは「え、マジ?すげぇ!」と盛り上がったんですが、それを聞いた担任の先生が急にバチバチにキレ出して…。

「ウナギの養殖技術はまだ確立されてない!この辺に稚魚がいるわけないだろ!」と怒号つきの全否定。その子は「ほんとに見たんだってば!」と涙目で食い下がるも、教室の空気はすっかり「ホラ吹き認定」モードに。

あれって、本当に「嘘」だったのか?それとも、「信じたかった想像」だったのか?

「嘘・方便・はったり」って、どこが違うの?

日常の中には“ちょっとしたウソ”があふれています。でも、それって全部が「悪」ってわけじゃないですよね。そこで今回は、よく似た3つの言葉を比較しながら、その意味と心理を探ってみましょう。

1. 嘘:事実をねじまげる防衛

「テスト勉強したけど、たまたま悪かった」——実はほとんど勉強してなかった。でも、プライドを守るために言ってしまう。嘘の多くは、自分のイメージや立場を守るための“防衛”から生まれます。

2. 方便:優しさからくる演出

「似合ってるよ!」と友だちの髪型を褒める。でも正直、前のほうがよかった……。そんなときの言葉は“方便”に近い。方便は、相手を傷つけないように選ばれた、やさしいウソです。

3. はったり:信じさせたい自己演出

「まぁ、英語はそこそこ話せるかな(TOEIC500)」みたいな自信ありげな雰囲気。はったりは“根拠は薄いけど、信じてほしい”という願望の現れ。自己効力感を高めるための演出とも言えます。

実生活でのヒント:グレーゾーンとの付き合い方

  • 嘘をつきそうになったら:「なんでこの嘘をつこうとしてるのか?」と自問してみる。
  • 方便を使うときは:相手のためか、自分のためかを考える。
  • はったりを使うなら:背伸びの先に、本当の実力がついてくるように。

全部に共通するのは、「人との関係性」を意識してるってこと。言葉って、ただの音じゃなくて、“気持ちのバランス”をとる道具でもあるんですね。

DALLE 2025 03 25 181458 An anime style digital illustration of a flashy young man with a cunning expression clearly showing a clean fade haircut with blue wavy hair slicked

まとめ:グレーだからこそ、人はおもしろい

あのときの“ウナギの子ども”も、もしかしたら夢と現実のあいだにあった“希望のストーリー”だったのかもしれません。

嘘・方便・はったり——それぞれの言葉の背景には、人間らしい感情や不安、やさしさが詰まっています。だからこそ、それを「悪」と切り捨てるんじゃなくて、「どう使うか」で人の魅力が決まるのかもしれませんね。

では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!

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