【第1回】「夢を持て」って圧、しんどくない?──やりたいことが見つからないのは普通です

心理学
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おはようから、おやすみまで、わいざーと申します🎵

突然ですが、「やりたいことある?」って聞かれると、ちょっとモヤっとしませんか?

SNSでは「夢に向かって努力してる人」が目に入るし、自己啓発本を開けば「情熱を持て」「やりたいことを見つけろ」といった言葉が並んでいます。

ChatGPT Image 2025年4月11日 16 14 32

でも、正直なところ──

「そんなに簡単に“やりたいこと”って見つかる?」

という疑問を抱えている人、少なくないと思うんです。

夢がない=劣っている?という誤解

「何かに打ち込んでる人」って、すごく輝いて見えるし、憧れますよね。

でも一方で、「自分にはまだそういうものがない」というだけで、“遅れてる”とか“劣ってる”みたいに感じてしまう空気もある。

これは、社会全体にある「夢を持つのが当たり前」という同調圧力が原因かもしれません。

心理学的には“普通のこと”なんです

実は、「やりたいことが分からない」という状態、心理学ではごく自然なものとされています。

たとえば、自己決定理論(Self-Determination Theory)では、人間のモチベーションは以下の3つの要素に支えられているとされます。

  • 自律性(自分で選んでいる感覚)
  • 有能感(できるようになっている実感)
  • 関係性(誰かとのつながり)

この3つが揃って初めて、「内発的動機づけ=やりたいこと」が湧いてくる。逆に言えば、焦って外から探そうとしても、ピンとこないのは当たり前なんです。

UCLAの学生も“迷っている”

アメリカのUCLAが行った学生意識調査では、「将来の目標が明確でない」と答えた学生が約60%に上りました。

つまり、あの有名大学の学生たちでさえ、キャリアや人生の方向性に迷っているということ。

それを知ったとき、僕はちょっとホッとしたんです。「あ、自分だけじゃないんだな」って。

“やりたいことがない”は、むしろ余白であり可能性

僕は最近、「やりたいことがまだ分からない」という状態を、“未定”ではなく“未発見”と捉えるようになりました。

未来の可能性に開かれている証拠。
そして、自分の感覚にちゃんと耳をすませているからこそ、簡単に飛びつかない。
それって、むしろ健全なんじゃないかと。

焦らず、自分との対話を続けよう

「なんとなく面白そう」「ちょっと気になる」
そういった小さな興味をたどっていくことが、後々「やりたいこと」に育っていくこともあります。

大切なのは、焦らず、比べず、自分とゆるやかに対話していく姿勢

今はその途中でOK。誰かと違っていても、何も問題ないんです。

次回予告:「迷ってる時間こそ、自分を育てている」

シリーズ第2回では、「キャリア選択=決断」ではなく「探索」であるという視点から、迷いの時間の意味を深掘りしていきます!

では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!

参考リンク

シリーズリンク

  • (次回)第2回「迷ってる時間こそ、自分を育てている」(※公開後リンク追加)

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