【第2回】迷ってる時間こそ、自分を育てている──キャリア選択に「決断」はいらない

心理学
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おはようから、おやすみまで、わいざーと申します🎵

これは「“やりたいこと”がなくても大丈夫」シリーズの第2回です。
第1回はこちら:「夢を持て」って圧、しんどくない?

突然ですが、「とりあえず資格取っとくか…」って気持ち、わかります?

明確な目標がないまま、なんとなく「何かやっておかなきゃ」と焦って動く。
けど、結局モヤモヤは消えず、「あれ、自分って何したかったんだっけ?」とループに入ってしまう。

今日はそんな「決められない自分」への向き合い方をテーマにお届けします。

“決断”よりも“探索”のほうが大事

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キャリア選択って、「一度決めたら後戻りできない」と思っていませんか?

でも実は、キャリアは“線”じゃなくて“面”でできているというのが近年の考え方。
少しずつ試して、少しずつ変えていく。“探索しながら構築する”のが、これからの主流です。

この考え方は心理学的にもサポートされていて、発達心理学者エリク・エリクソンの理論では、「アイデンティティの確立」は探索と試行錯誤を経て進むとされています。

“悩んでる自分”を否定しない

僕自身もそうだったんですが、「早く決めなきゃ」「何か形にしなきゃ」と思えば思うほど、視野が狭くなっていきました。

でも、あるとき友人に言われたんです。

「おまえ、ずっと考えてるじゃん。それ、もう動いてるのと同じだよ」

この言葉が刺さりました。
思考って、ちゃんとした“行動”なんですよね。

拡張的キャリアのすすめ

カナダの心理学者ジキックとホール(Zikic & Hall, 2009)は、キャリア構築には“拡張性(expandability)”が重要と述べています。

つまり、「今の経験をベースに、どれだけ応用できるか」
資格やスキルよりも、“どういう文脈で活かせるか”のほうがキャリアの可能性を広げるカギになる。

だからこそ、ひとつの道に決められないことは、迷いではなく“柔軟性”の表れとも言えるんです。

“お試し”が許される時代に

インターン、副業、フリーランス、コミュニティ活動…。
今は「ひとつの肩書き」に縛られず、いろんな形で“お試し”ができる時代。

完璧な道を見つけようとするのではなく、今ちょっと気になることを拾ってみる。それを積み重ねていくことで、自分の「好き」や「得意」が輪郭を持ってきます。

まとめ:「迷い」は“現在進行形の成長”

迷ってる時間って、実はすごく価値がある。
それは、自分の内側と真剣に向き合っている証拠だから。

そしてそれは、いつか「あのときのモヤモヤが、自分をつくってたんだな」と振り返る日につながっていく。

次回は、「“やりたいこと”はあとから育つ」をテーマに、“情熱の正体”を考えていきます。

では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!

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