おはようから、おやすみまで わいざーと申します🎵
突然ですが、「道徳心が強い人ほど“罰せられた”ように感じやすい」という心理学の研究があるのをご存じですか?

たとえば、真面目に仕事をしてるのに報われない。
ルールを守ってるのにズルい人が先に出世する。
こんな経験、あなたにもありませんか?
今回は、誰もが一度は感じたことがあるであろう、
「善人が損をする世の中って、本当なのか?」というテーマについて、やわらかく考えていきたいと思います。
善人とは、いったい誰のこと?
まず、「善人」とはどんな人を指すのでしょうか?
- 嘘をつかない
- 人を傷つけない
- 頼まれごとを断れない
- 感謝されなくてもがんばる
- 自分の得より他人の幸せを優先する
こういった特徴をもつ人は、社会的には“いい人”とされます。
でも裏を返せば、利用されやすい・搾取されやすいとも言えるかもしれません。
では、善人は本当に「損」してるのか?
ここでちょっと立ち止まって考えてみましょう。
実際に損をしているのか?
それとも、「損をしているように感じているだけ」なのか?
たとえば――
- 頑張り屋のあなたが誰よりも早く出社しても、上司はそれを見ていない
- ズルをしてる同僚が表面的に評価されている
- SNSで自己アピールがうまい人が“いい人風”に人気を集めている
このような状況が重なると、
「誠実な人がバカを見るんだ」と感じてしまうのも無理はありません。
でも実はそこに、人間の“認知バイアス”が関わっていることもあるのです。
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「正義感の暴走」によって生まれる攻撃性や対人ストレスにどう対処するか。
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出典:ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/281021
「ズルい人」が得をしているように見える仕組み
では逆に、「ズルい人」は本当に“得”しているのでしょうか?
- 自分を大きく見せることがうまい
- ミスしても要領よく逃げる
- 他人の手柄を自分のように語る
- 情報を独占して優位に立つ
こういった行動は、短期的には得に見えるかもしれません。
でも、信頼を失う/長期的に孤立する/裏で悪評が立つといったリスクも高く、必ずしも「得」ばかりとは言い切れません。
それでも“ズルい人が勝ってるように見える”のは、「目立ちやすい」からなんですよね。
善人とズルい人の違いは「戦い方」
ここが大事なポイントです。
善人が損をするのではなく、
善人が“損しやすい立ち回り”をしているだけかもしれません。
- 自分の良さを言葉にできない
- ノーと言えない
- 感謝されなくても我慢する
このスタンスが「いい人止まり」になってしまい、結果的に評価されにくくなる。
じゃあ、どうすればいいのか?
そのヒントは、次回の記事でじっくり考えていきます。
“やさしさ”と“ズルさ”は、対立するものではありません。
むしろ、人間関係の中で共存しながらバランスをとっていく知恵なのかもしれませんね。
では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!
▼「善人が損をする世の中」シリーズ
- 第1回:善人が損をする世の中は本当か?(このページ)
- 第2回:なぜズルい人が“得をしているように”見えるのか?(近日公開)
- 第3回:善人が損しないための情報リテラシーと戦略(近日公開)
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