「アキレスと亀」と時間の不思議|体感時間をゆっくりにするヒント
おはようからおやすみまで、わいざーと申します🎵
突然ですが、呪術廻戦の話から
漫画『呪術廻戦』、皆さん読まれてましたか?
わいざーとしては、あるセリフがすごく印象的で――
五条悟が「無下限呪術」の説明をするときに、
「アキレスと亀だよ」って言ったんですよね。(※『呪術廻戦』第8巻69話より)

当時のわたしはピンとこなかったんですが、
今あらためて「アキレスと亀」を調べてみたら、時間についてすごく面白い視点が見えてきたんです。
アキレスと亀ってなに?
「アキレスと亀」は、古代ギリシャの哲学者ゼノンが唱えた有名なパラドックスのひとつ。
ざっくり言うと、「どんなに速いアキレスでも、先にスタートした亀に永遠に追いつけない」という不思議な理屈。
アキレスが差を埋めるたびに、亀も少し進んでいて、その差をまた埋めて…というのを無限に繰り返すので「理論上は追いつけない」ということになるんですね。
実際にはもちろん追いつくのですが、この話のポイントは、
「時間や距離は、本当にまっすぐ・単純に進むものなのか?」という問いを投げかけてくるところ。
この“体感と理屈のズレ”って、ぼくらが感じる「時間の流れ方」にもつながってくるんです。
歳をとると時間が早く感じるのはなぜ?
1. 新鮮さが減ると、時間は短く感じる
子どもの頃って、毎日が“初めて”の連続。
脳は新しい情報をたくさん処理するから、あとから振り返ると「濃い1日だったな」と感じるんです。
でも、大人になると日々がルーティン化。
脳が「既知のこと」と判断して処理を省エネしちゃうので、あっという間に感じるようになるんですね。
2. ジャネーの法則:「時間の比率」が変わる
フランスの哲学者ポール・ジャネーは、
「人が感じる時間の長さは、年齢に反比例する」と考えました。
5歳にとっての1年は人生の1/5、
50歳にとっての1年は1/50。
同じ1年でも、年齢によって“重み”がまったく違って感じられるんです。
3. 忙しすぎて「今」を味わえていない
現代人は、予定やタスクに追われて「今ここ」に集中する時間が減りがち。
気づいたら「もう週末!?」「え、もう3月!?」ってこと、ありますよね。
忙しさは、体感時間をぎゅっと圧縮してしまうんです。
体感時間をゆっくりにするには?
「時間が早くて焦る」「もっと一日をゆっくり感じたい」――そんな方へ、
体感時間を“ゆっくり”にするヒントをご紹介します。
ポイントは「新鮮さ」と「丁寧さ」。
- 行ったことのない場所に出かけてみる
- スマホを置いて、少し空を見上げてみる
- 朝のコーヒーを、ちょっと丁寧にいれてみる

脳は“非日常”や“意識を向けた体験”を細かく記憶に残します。
だから、あとから振り返ったときに「長い1日だった」と感じやすくなるんです。
まとめ
時間が早く感じるのには、こんな理由がありました:
- 日常に新鮮さが減っている
- 年齢とともに時間の比率が変わる(ジャネーの法則)
- 「今ここ」に意識が向いていない
でも、意識的に「新しいこと」や「丁寧に過ごす時間」を取り入れれば、
時間の感じ方は少し変わるはずです。
ぜひ、あなたなりの“時間との付き合い方”を見つけてみてくださいね。
では、また次の記事でお会いしましょう!
グッモグッナイグッラック!!
信頼性のある出典・研究(裏付け補強)
体感時間やストレスマネジメントに関連する参考記事を3つご紹介します。
「仕事が忙しすぎる…」メンタルに余裕がない、ストレスで疲れた時の対処法とは?(POSIWILL MEDIA)
忙しすぎると感じたときに、メンタルバランスを保つための実践的な対処法を紹介しています。
どうして何もしない日は時間が早くたつように感じる? 充実した日を過ごすコツ(もやもや解決ゼミ)
何もせずに過ごすと時間が早く感じられる理由と、1日を充実させるためのコツについて解説しています。
ジャネの法則(Wikipedia)
年齢による時間感覚の変化を説明する「ジャネーの法則」についての基本情報がまとめられています。
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